自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。その2つのバランスをそこなうのが「自律神経の乱れ」です。
ストレスなどで交感神経の興奮状態が続いたり、夜遅く副交感神経が働く時間に交感神経が働いている状態が続いたりすると、二つの神経の切り替えがうまくいかなくなります。そして、交感神経、副交感神経のどちらかが偏って働くようになります。これが自律神経のバランスが崩れるということです。
不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調が現われます。
自律神経が乱れると、抑うつ気分や情緒不安定などの精神的なものから、生理不順・便秘や下痢・肩こりとか、頭痛、腰痛、関節痛などの痛みとか、倦怠感、動悸、のぼせ、胃の不快感、手足のしびれ、頻尿などといった不調まで様々な症状が出てきます。
自律神経が乱れがちな方へのブレンドを新しくしました。
心の不調や不眠に効く天然の植物性精神安定剤ともいわれるパッションフラワーをベースにしてブレンドしました。
パッションフラワーは、精神的な緊張による不眠、体のこわばり、高血圧、喘息、過敏性腸症候群などを改善します。とりわけ不眠には効果的と言われ、自然な眠りを誘い、目覚めも良くなります。
また、鎮痛では、頭痛、生理痛、肩こりなどの痛みを和らげます。
作用が穏やかなため、子供、高齢者、更年期の女性などに安心して処方できるのも広く使われる理由です。
このハーブにレモングラスとレモンバームをブレンドしました。
レモングラスはレモンに似た香りを持つ植物で、すっきりとした味と香りが特徴です。飲みやすく、ブレンドもしやすいのが利点で、一緒にブレンドすると風味の幅が広がり、一掃美味しくなります。
レモングラスは副交感神経の働きを助け、精神の調和を促します。また、生気を回復させて、疲れた心にやる気を与えます。やるべきことがあるのに手につかないようなとき、集中力を取り戻すのにも有効です。
レモンバームはシソ科のハーブでレモンに似た香りがし、メリッサともいわれています。ストレスに起因する症状の緩和に役立ち、古くから不老長寿のハーブといわれています。
レモンバームはイライラや興奮を落ち着かせます。気分を鎮静させ、心を穏やかにし、抑うつ症を好転させます。ヒステリーやパニック、神経の緊張による不眠などに効果を発揮します。
これらのハーブをブレンドすることで、自律神経の乱れの原因となるストレスを緩和させ、自律神経の働きを正常に戻すようにさせます。
レモングラスの爽やかな香りで、おいしいブレンドハーブティーです。