ハブ茶はエビスグサの種子からつくられる健康茶です。
エビスグサの種子は漢方では決明子と呼び、便秘による肩こりの緩和や眼精疲労などに効果があるとして、珍重されてきました。
ハブ茶には主な有効成分として、アントラキノン誘導体やビタミンAなどが含まれ、便秘の解消や、高血圧の改善に効果・効能があります。
エビスグサの種子はハブ茶として広く使われています。
ハブ茶というと「ハブソウ」が入っているようなのですが、一般的に市販されているものは、同じ属の代用植物で、より栽培しやすく収穫の多いエビスグサの種子を使っているのです。
このハブソウの「ハブ」はかつて葉の汁をハブ等の蛇の噛傷に用いたことにちなんでいるそうです。
決明子の決明とは「目を明らかにする」、すなわち視力を回復する薬を意味しています。
アントラキノン誘導体の働きにより肝臓の負担が軽減されることで、肝臓の疲労が原因でおこる眼精疲労を改善することができます。
また、ハブ茶に含まれるビタミンAには視機能を改善する効果があります。
アントラキノン誘導体はコレステロール値を下げ血圧を正常に戻してくれるため、高血圧に対する改善効果があります。また糖尿病の改善効果も期待されています。
アントラキノン誘導体には更年期障害に伴う諸症状を改善する効果があるいわれています。
アントラキノン誘導体は、緩下作用と大腸内の筋肉を活性化させ腸のぜん動運動を促進する働きをもつため、便秘の解消に効果を発揮します。
ビタミンAは、新陳代謝を促進し、粘膜や皮膚を健康に保つ効果があります。また、アントラキノン誘導体には胃の働きを正常に保つ働きがあり、さらに利尿作用により水分も排出されるため、腎臓への負担を軽減します。
五性:微寒 五味:甘、苦、鹹 帰経:肝、胆、腎
強い香ばしい香りがありますがやさしい味です。
低血圧の人、下痢の時には控えて下さい。
中国産