茶葉にジャスミンの花の香りをつけて作られたお茶を、「ジャスミン茶」と呼んでいます。ベースの茶葉の違いにより、いろいろな「ジャスミン茶」があります。
ジャスミン茶の花の香りは香料ではなく、自然の花の香りです。華やかなジャスミンの香りが何煎も香ります。
ジャスミン茶の一大産地は福建省で、私たちが通常飲んでいるジャスミン茶もそのほとんどは福建省の物です。ベースの茶葉は大白種が使用されます。これは白茶にも使われる茶葉ですので、非常にまろやかな味わいがあります。
ジャスミン茶の作り方は、まずベースとなる茶葉に、ジャスミンの蕾を混ぜ込みます。夜になると混ぜ込んだジャスミンが蕾から、開花し、その時に放つ香りが茶葉に吸収されて、茶葉に芳しい花の香りが移るのです。茶葉に香りが付けば花はいったん取り除かれ、新しい蕾が撒かれます。この工程は一晩に3〜7回も行なわれ、回数が多いほど高級なお茶となります。お茶作りの最終段階で、香り付けのために混ぜ込んだジャスミンの花は取り除かれますが、高級なお茶ほど茶葉にはしっかりと香りが移されていて、煎を進めても香りが持続します。福建省のジャスミン茶はこの工程で作られるので、最終的に花が残らないのが一般的です。
「茶」とは正確には茶の木、つまりカメリア・シネンシスの葉で作られたものを指します。
このお茶の木の葉を使っていないお茶を「茶外の茶」と呼びます。
「丁」とはねじったような茶葉の形を表し、茶葉がねじれた状態の苦いお茶という意味で「苦丁茶」と呼んでいます。別名「一葉茶」とも呼ばれています。唐代には既に飲用の記述がある、昔から伝わる健康保険飲料です。
普段から苦丁茶を飲んで免疫力を挙げて、アレルギー体質を改善しましょう。
飲み方:1〜3本を急須などにいれ熱湯を注いで下さい。
1分程度でお飲みになれます。初めての方は苦みがつよいので1本程度から始めてみてください。
3煎以上お飲みいただけます。長い時間おいておくと、苦みが強くなりますので、なるべくお湯が残らないようにしてください。
強い苦みがありますが、飲み慣れるとすっきりとしていてクセになります。