風邪にエキナセア

エキナセアについて書かれた文献がありましたのでご紹介します。

エキナセア

エキナセアを摂取するタイミングは風邪の引き始め

 エキナセアはアメリカで最も良く売れるハーブです。風邪や軽い感染症に、これほど有効な対処法はありません。

 スウェーデンで行なわれた偽薬を用いる二重盲検実験では、風邪の十二種類以上の症状がエキナセアの摂取によって緩和されることが立証されています。エキナセアを摂取した患者は、摂取しない場合よりも、呼吸器系の症状が軽く、症状の改善も圧倒的に早かったのです。

 副作用が一切認められていないことも、評価の対象となっています。

 エキナセアを摂取する最善のタイミングは、風邪やウィルス感染の兆候が始めて現れたときです。

エキナセアで風邪を予防できる?

 一般的に、エキナセアで風邪を予防することができると誤解されているようですが、毎日摂取するメリットはありません。免疫を高める必要があるときのためにとっておきましょう。

 この紫色の植物の薬効を発見したのは北米の先住民です。彼らはエキナセアをヘビに噛まれた傷に塗ったり、荒れたのどや歯痛に根の部分を使いました。エキナセアがヨーロッパに伝えられ、その薬効についての研究がなされました。

エキナセアは免疫機能を高める

 近年、この植物には人間の免疫機能を高める作用があることがわかり、米国で特に注目されています。様々な実験結果から、エキナセアは健康な組織と病原菌の間の境目を崩してしまうヒアルロニダーゼという酵素の形成を妨げることがわかりました。つまり、エキナセアはウィルスなどの侵入者から体を守ってくれるのです。

 1972年の「Journal of Medical Chemistry」誌によると、マウスを用いた動物実験で、エキナセアの抽出液は腫瘍の拡大を止めたのです。化学療法を受けている患者の免疫機能を回復させる効果も認められています。

 1978年の「Planta Medica」誌によると、エキナセアの根から取った抽出液はヘルペスやインフルエンザ等のウィルス感染を防ぐ働きがあるのです。

 ヨーロッパで行なわれた研究によるとエキナセアは風邪やインフルエンザの悪化を防ぎ、回復を早めることもわかっています。

 カンジダ菌による皮膚炎の治療にも効果が認められており、抗真菌クリームとエキナセア抽出液を併用したほうが、抗真菌クリーム単独で治療するよりも再発率が低いのです。

 そのほか、乾癬や湿疹の治療にも用いられています。

 

エキナセアの効果・効能

・免疫機能を高める

・外傷の治癒を高める

・細菌やウィルスによる炎症を鎮める

・風邪やインフルエンザの回復を早める

 

注意

エキナセアには、免疫機能を高める作用がありますので、リウマチ性関節炎や狼瘡(ろうそう)などの自己免疫疾患を患っている方はおすすめできません。また、軽い感染症にはエキナセアが効果的ですが、24時間以上発熱が続く場合や、呼吸器系の症状が数日以内で緩和されない場合など、重度の感染症は医師の診断を受けて下さい。

 

参考文献

ハーブサプリバイブル

アール・ミンデル著

田中孝治監修

荒井稔訳