どくだみ茶

 

春に分厚いアスファルトを突き抜けて咲くどくだみのパワーは、独特の臭気と共に目を見張るものがあります。ヒマラヤから、中国、朝鮮半島、日本を原産とする多年草のどくだみは、山野や人家の半日陰など、少しじめじめしたところを好んで生えるとても身近な野草です。

「大和本草」(1709)には「我が国の馬医これを馬に用いると十種の薬効があるので十薬」という記述があり、現在でも「日本薬局方」に収載されて、便秘や尿意減少、吹き出物をともなう便秘にと、生薬として、その薬効が記されています。

他にも膀胱炎、尿道炎の治療および、高血圧や動脈硬化の予防など、健康茶としてハトムギなどと組み合わせて昔から広く活用されています。

 
どくだみ茶

生の葉は殺菌効果があります

化膿性の腫物や外傷には新鮮な葉をそのまま揉むか、または火であぶって軟らかくして患部に当て外用します。生の全草がもつ独特なにおいの成分は、デカノイルアセトアルデヒドとラウリンアルデヒドであり、白癬菌やブドウ球菌に有効と言われています。

 

どくだみ茶

乾燥させたどくだみ茶はこのにおい成分が弱くなってしまうため、化膿性の外傷や白癬菌やブドウ球菌に対する殺菌性などは失われていますが、便秘解消、利尿作用、高血圧、動脈硬化の予防など、十薬としての効能があります

どくだみ茶

どくだみ化粧水

また、葉と花を乾燥させたものを、広口瓶に1/3量入れてアルコール20度の甲類焼酎をビンいっぱいに入れて3週間放置した後に漉すと、どくだみ化粧水が出来上がります。

 

どんな味わい?

どくだみ茶は乾燥させることでどくだみの精油成分がなくなるので、独特のクセが少なく、飲みやすいお茶です。