ペパーミント

 ヨーロッパに自生するシソ科ハッカ属の多年草のペパーミントは温かく湿潤な気候、そして小川にほど近い芳醇な土壌を好みます。

 ペパーミントの葉を1枚ちぎれば、その香りにたちまち活力が湧くでしょう。薬用ペパーミントを栽培している英国の土地の名前からとって、White Peppermint Mitchamとも呼ばれています。表面がなだらかな緑色(その下に赤色が透けて見えます。)の茎に、縁がギザギザした槍状の緑色の葉をつけます。7、8月になると、葉の上のほうに、密生した小さなすみれ色の穂状の花を咲かせます。この愛らしい植物はペパーミント精油を生成しますが、レモンとオレンジに次いで世界で3番目の人気を誇る精油です。メントールの発電所、といったところでしょうか。

 スペアミント、アップルミント、パイナップルミント、レッドミント、ジンジャーミント、アフリカンワイルドミント、ロシアンミント、コルシカミント、その他雑種や野生のミントまで、ミントの種類は210種類以上もありますが、ホワイトペパーミントの精油がベストとされています。

 
ペパーミント

ミントの王冠

聖書にミントが税金の支払いに用いられていたという記述があります。ギリシャやローマではソースやワインの風味付けに使われ、お祭りには書かせない存在です。

 貴族は気分をリフレッシュするミントの冠をしばしば頭にのせていました。戦前、日本のミントは効能がとても高く評価され、ミントを銀の小箱に入れてをヨーロッパに輸出していました。

 1700年台後半に英本国で人気を博したペパーミントは、人々に半永久的な影響力を残すほどの魅力をもっていました。イギリスでは、むかし、薬用植物はサリー州のミッチャムという地域で栽培されていましたが、どれほどペパーミントが重要な存在になっていったかというと、1750年頃、ミッチャムのごくわずかな土地しかあてがわれていなかったペパーミントが、1800年には0.4平方キロ、1850年には2平方キロと作付け面積が大幅に広げられていったのです。南部でもやはり同じようにペパーミントビジネスが伸びました。

 今日、ペパーミント農園は、フランス(ここではレッドミントと呼ばれますが)、アメリカ、そのほかの世界の各地でとても盛んです。

ペパーミントティー

どんな味わい?

さわやかなミントの清涼感のある味です。まろやかで、すっきりしているので、冷やしても美味しくいただけます。

 
冷たいミントティー

鼻づまりや胸のつまりに

沸騰させたポットの湯にペパーミントを入れて蒸気を吸引すれば、鼻づまりや胸部のつまりをすっきりします。

 

ペパーミント療法

イギリス人はミントを立派な薬と考えており、いわゆる「ペパーミント療法」をしばしば利用していました。彼らは風邪の引き始めに、ペパーミント水やペパーミントスピリッツを飲んでいました。ペパーミントティーでも同様の効果が得られます。

頭痛の痛みの緩和に

ミントは肌に塗布することで、局所的な強い痛みを緩和します。温かい葉を痛みのもっともひどい部分にあてると、痛みが和らぐでしょう。リウマチや神経痛の湿布としても、利用されてきました。

長時間のドライブに

グラスに注いだペパーミントティーは精神的な緊張を和らげ、エネルギーを高めます。長時間のドライブには、ペパーミントのアイスティーを魔法瓶に入れて持っていくことをお勧めします。眠気を催すことなく、ストレスを和らげてくれます。

喉頭炎、気管支炎に

沸騰した湯にペパーミントを入れて蒸気を吸入すると、のどが楽になって気管支も浄化します。

 

神経の緊張、ストレスに

ペパーミントティーはあなたを身体の芯からリラックスさせてくれます。

ヒステリーや神経症などに利用されてきました。

乗り物酔い、吐き気に

乗り物酔いを起こしそうなときはペパーミントティーを持参しましょう。

メントールが胃の神経の末端を麻痺させることで、乗り物酔いや吐き気を防ぎます。冷やして飲みましょう。

 

胃けいれんに

ペパーミントティーは急性の腹痛を緩和します。

歯痛、虫歯に

ペパーミントは強い消毒作用と麻痺作用をもっており、歯痛には理想的な痛み止めです。ペパーミントティーでうがいをし、ぬれた葉を患部に当てて下さい。痛みを麻痺させるだけでなく、感染を治癒します。

 

参考文献 ハーブティーバイブル ヴィクトリア・ザック著

ペパーミントティー(cut)

エジプト産

販売価格880円(税込950円)

 
ペパーミント

薄荷叶(ペパーミント)

安徽省

販売価格1,000円(税込1,080円)

薄荷叶