ウコン

 ウコンはカレーに使われている”ターメリック”のこと。私たちに馴染みの深いキッチンハーブで、作用としては肝臓への働きが知られています。

 ヨーロッパでは、酒を飲むときに「ミルクシスル」が使われていますが、アジアでのお酒飲みのハーブといえばやはりウコンです。ウコンの黄色はクルクミンという成分によるもので、このクルクミンが胆汁の分泌を促進させ、肝臓を強壮し、浄化作用を高める働きをします。そのため、お酒を抜くのにも良いとされて、お酒を飲むときや二日酔いの朝にも飲まれるようになりました。クルクミンは強い抗酸化力をもつ優れた成分であり、特に脂質の酸化を防ぎます。また、ウコンの精油にも有効成分が含まれており、香りの高いものが良質とされています。ウコンが肝臓にいい理由は、まだ完全には解っていませんが、こうした有効成分が抗酸化、胆汁促進、抗炎症など総合的に働いて、肝臓への作用を発揮していると考えられます。

 ウコンには、肝臓への作用のほかに、動脈硬化の予防やコレステロールを下げる、消化を助けるといった作用もあります。使用するときは、有効成分であるクルクミンや精油を効率よくとるように、粉末や錠剤にしたものなどがよく使われます。飲むだけでなく、抗炎症作用から、皮膚が炎症しているときにはウコンの粉末を水で練り湿布します。

 ウコンにはいくつか種類があり、ターメリックは日本では”秋ウコン”と呼ばれている、秋に白い花を咲かせるものです。通常日本でウコンと呼べばこの秋ウコンのことを指しています。”春ウコン”と呼ばれる春に赤紫色の花を咲かせるものや、日本では医薬品になるとても苦い”ガジュツ”という種類もあります。

 

主な作用 利胆、コレステロールを下げる

主な作用部位 肝臓、消化器系、皮膚

 

HERB BIBLE

監修 Earth Plants Research Organisationより

ウコン