タンニン

タンニンとは、植物に含まれているポリフェノールの一種で、口に入れると強い渋みを感じます。

ポリフェノールとは、自然界に広く存在する苦みや渋み、色素成分のことで、その種類は5000以上にものぼります。

 タンニンは、フラボノイド系のポリフェノールで、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどと同じ分類に入ります。タンニンは、たんぱく質やアルカロイド、金属イオンと反応し、強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称で、茶葉やワインに多く含まれています。

 タンニンは植物に多く含まれ、強烈な苦みや渋みを示すことから、植物を外敵から守る役割を果たしています。

タンニンという名称は「革をなめす」という意味の英語である "tan" に由来しています。

 

タンニンには次のような働きがあります

動脈硬化や脳梗塞の予防

タンニンには酸化を防ぐ抗酸化作用があります。

LDLコレステロールが酸化すると、酸化LDLに変化して、動脈硬化の原因となります。

白血球の一種で体内を掃除する働きのある「マクロファージ」は、通常のLDLコレステロールに対しては反応しませんが、酸化LDLに対しては異物と判断して、排除するために細胞内に取り込んで消化(貪食)します。酸化LDLを大量にとりこんだマクロファージは、「泡沫細胞(ほうまつ さいぼう)」となり、動脈壁にくっついて蓄積してしまいます。これにより、動脈硬化が引き起こされてしまいます。

タンニンによる抗酸化作用でLDLコレステロールの酸化を防ぐことにより、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞の予防になります。

収れん作用(下痢止め)

タンニンにはたんぱく質を変性させることにより、組織や血管を縮める収れん作用があります。収れんとは、縮む、引き締めるという意味です。体内に入ったタンニンが、腸の粘膜を刺激することで腸を引き締め、下痢を改善する効果を持ちます。

 

美白作用

タンニンは、メラニンを産生する細胞の増殖を抑制することで、皮膚保護作用や美白作用をもつことが報告されています。