今日は板藍根(バンランコン)のご紹介です。
これからの季節は風邪やインフルエンザが流行ってくるのではないでしょうか。日本ではあまり馴染みがないのですが、中国ではとてもポピュラーな生薬で、どこの家庭にも置いてあるそうです。
熱っぽかったりのどが痛んできて、風邪をひいたかなと思ったときには、板藍根を濃いめにいれて飲んで下さい。風邪のひき始めだけでなく、ある程度風邪の症状が進んだときにも効果があるようです。
板藍根とは、タイセイやホソバタイセイというアブラナ科の植物の根を乾燥させた生薬です。
抗ウイルス作用があることから、主に中国で風邪やインフルエンザをはじめとする感染症の対策や予防のために用いられています。
そのほか、解熱作用、解毒作用、抗炎症作用があることで知られています。
感染症の予防、対策
板藍根には抗ウイルス作用や抗菌作用があり、病原菌やウイルスから身体を守ったり、体内での増殖を抑える働きによって、風邪やインフルエンザをはじめとする感染症の対策や予防として使われています。
インフルエンザなどのウィルス性の疾患には抗生物質が効果がない。板藍根は抗ウィルス作用があるため、風邪やインフルエンザでも効果があります。
解熱消炎作用
細菌やウィルスによる感染や炎症に伴う発熱を抑え、炎症を鎮める働きがあります。
のどの痛みや発熱に効果的です。
ウイルス性肝炎の予防
板藍根が持つ抗ウイルス作用や解毒作用は、ウイルス性肝炎の予防にも役立てることができると言われています。
高麗人参のような味わいで、ほんのりとした甘みもあります。
身体を冷やす働きがありますので、発熱していない時に飲み続けると身体を冷やしてしまいます。
その場合は生姜など身体を温めるものとブレンドして飲むのがよいでしょう。
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