オリゴ糖について(第4回)オリゴ糖はこんな種類があります3

オリゴ糖について、追加でご紹介します。


オリゴ糖の種類はこれでおしまいです。

ガラクトオリゴ糖

特徴

ガラクトオリゴ糖は、乳糖(グルコースとガラクトースからなる二糖)にガラクトースが1~4分子結合したオリゴ糖で、母乳成分にも含まれます。


熱や酸に安定であり、食品加工に適しています。

吸湿性があり、ホイッピング性やクリーミング性を向上させる性質も兼ね備えています。


エネルギー換算係数は2~3kcal/g です。

作り方

乳糖 を原料

酵素による転移

精製・濃縮

ガラクトオリゴ糖(液体)

結晶化

ガラクトオリゴ糖(粉末)


甘味

くせのない甘味を持っています。

甘味度は製品によって異なりますが、砂糖の25~35%です。

主な用途

飲料、デザート、健康食品など

その他

ビフィズス菌の増殖を促進する働きを評価して使用されることが多いようです。

母乳成分のオリゴ糖という安心感を訴求できる育児用食品、乳製品分野での使用により、認知度拡大を目指しています。

乳果オリゴ糖 (ラクトスクロール)

特徴

乳果オリゴ糖は、ラクトスクロース、乳糖果糖オリゴ糖とも呼ばれ、乳糖に果糖1個がつながった構造をしている三糖類です。

工業的には乳糖とショ糖を原料としてフラクトース転移酵素を作用させて合成されています。


エネルギー換算係数は2kcal/g です。

作り方

乳糖+ショ糖を原料

酵素による果糖転移

精製・濃縮

乳果オリゴ糖(液体)

結晶化

乳果オリゴ糖(粉末)


甘味

甘味の質は、オリゴ糖の中では砂糖に最も近い。

甘味度は、乳果オリゴ糖の含有率の低いものほど高く、55%以上有のもので砂糖の約50%です。

製品にはショ糖や乳糖も含まれるため、乳果オリゴ糖含量が少ないものほど甘味度は高くなります。

 

主な用途

卓上甘味料、飲料、菓子(クッキーなど)、健康食品など

その他

良質な甘味であることやビフィズス菌の増殖を促進する働きが評価されて使用されています。

特に、健康食品の分野での需要が伸びているようです。

カルシウムなどミネラルの吸収を促進する効果についても研究されており、今後、乳製品での需要が増加する可能性があります。