グリーンルイボスも煮出した方がいい?

ルイボスティーは煮出した方が有効成分が出やすいとか、体内に吸収されやすいとか言われています。実際に煮出すとどうなるか確認してみました。

このグラフはルイボスティーを容器で沸騰させた時間と、リノール酸という脂肪酸の酸化を抑える働き(抗酸化作用)の強さの関係を調べた結果です。

図の横軸が沸騰させた時間で、縦軸が脂肪酸が酸化する度合いを示しています。数値が低いほど、脂肪酸の酸化が強く抑えられて、好ましいことを表しています。

 

 この図からわかるように、煮沸時間が5分以下では油の酸化を抑える働き(抗酸化作用)は非常に弱いが、10分間以上煮沸すると、強い抗酸化作用が現れています。

 

また、すぐに容器から茶葉を出さないで、冷めてから出した方が、抗酸化作用が強くなることもわかります(図20の20b)

大地の恵みルイボスティー 中野昌俊著 東洋医学舎刊 より

実際に煮沸して見ました

1リットルの水に茶葉を3gの割合で煮出してみました。

 

煮出す時間は弱火で10分、そのまま10分程度置いておきます。

 

漢方で煎じる場合は煎じたらすぐ取り出さないと、成分が戻ってしまうとありますが、大丈夫なんですかね?

 

左が煮出した方です。

赤みは煮出さないものより、強く出ています。

 

ただ、味的な話をすると煮出さない方が、香りが良い感じです。フレッシュ感があって美味しいですね。

 

煮出した方もエグみなどは出ていません。

 

一般的なルイボスティーの作り方は、

摘み取った葉や小枝を5mm程度に切断してから、ローラーでもんだ後、水をかけて湿らせて、15センチほどの暑さに積んで8〜24時間かけて発酵させます。

ルイボスティーはお茶よりも発酵が遅いので、発酵を止めるための過熱(火入れ)はしません。最適の段階で乾燥場に運び、1〜3日間天日乾燥して完成です。

 

ルイボスティーは湿気に弱く、貯蔵中に湿気によって品質が劣化し、そのために抗酸化作用や活性酸素を除去するスカベンジ作用をもたらす活性成分が著しく減少してしまいます。さらに湿気は党を含むフラボノイド類の含量を激減させます。

グリーンルイボスは、低温乾燥による製法で作られています。

発酵させるためのローラーでもむ工程などがないため、葉の形状がしっかりしています。

 

このため、発酵が進むにつれ失われていく、抗酸化作用や活性酸素を除去するスカベンジ作用をもたらす活性成分が多く残ります。